『パッチギ!』 監督・脚本:井筒和幸
ずっと観たいと思ってたんだけどタイミングを逃して観れずにいたパッチギ!
やっと観れました。観たかった理由は、音楽が加藤和彦だからです。彼の自殺のニュースは、本当に衝撃的でした。
GS全盛期の頃のお話。音楽は好きで良く聞いてたけど、その時代がどうであったかは知らなくて。
日本と朝鮮の関係がどうだとかも、関心はあっても深く学ぶような事はありませんでした。「イムジン河」と言う歌を知ってからは、その後ろにあるものについて知りたいと思うようになりました。この映画を観て、少しだけ感じられたような気がします。まだまだ知らない事ばかりでこうして発言する事も恥ずかしいけど。良い映画だと思った。
『それでもボクはやってない』 監督・脚本:周防正行
痴漢冤罪、日本の裁判制度について描かれた社会派映画。
エンターテイメント性は全然ないけど、こういう話好きです。本とかも「○○について」って感じのものを読むの好きだし。分かりやすかったし、とても勉強になりました。
裁判員制度の導入された事で、これから少しずつこういった事件の裁判も変わっていくのでしょうか。
『誰も知らない Nobody Knows』 監督・脚本:是枝裕和
包帯クラブを見たかったんだけど、近くのゲオにおいてなくて・・柳楽君を見たかったのでこれを。1988年に発生した巣鴨子供置き去り事件をモチーフにした映画。
子供たちは演技をしているの?と言うくらい本当にどこにでもいるような普通の少年たちが画面の中にいました。
唯一の存在である母親を失った子供たちの、誰も知らない生活。母親がいる事で何とか保っていたバランスも、母親が家を出てしまった事で少しずつ崩れていって。あっけらかんとしたあの母親は、何も悪い事してるなんて思ってはいないんだろうな。「私は幸せになっちゃいけないの?」なんて子供に聞く事じゃないだろう。そうゆう母親、現実でもいるだろうし。怖い。
哀しくて、私にとってはとても辛い映画でした・・。
『アキレスと亀』 監督・脚本:北野武
この映画を見ておもった事は、主人公が「駄目人間すぎる」ってことです。
子供のころから絵が好きで授業中もずっと絵ばかり描いて、だからと言って評価されるわけでもなく。画商の言葉に、芸術に振り回されて個性を見つけられずにいたり。絵ばっかり描いてたら社会生活に適応できなくなっていて。
彼は奥さんを好きだからじゃなくて、好きな事を出来る環境を作ってくれる人だから一緒に居ただけなんじゃないかと思ったりした。実際ただのヒモだったし。
絵を志す人間は、多かれ少なかれこの主人公と同じような部分があると思う。社会からはみ出して生きてる。奇人。変人。なんだか他人事ではない・・少し痛々しい気持ちになりました。
最近友達から要らなくなったノートパソコンを貰ったので、家でDVDを見れるようになりました。
最近はあんまり観る時間もないんだけど、展示が終わったらまた色々映画を観ようと思いますー
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